カナダ、高度に変異したコロナウイルス変異株BA.2.86の初症例を検出

2021年2月22日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州リッチモンドのバンクーバー国際空港で見られるコロナウイルス感染症（COVID-19）検査収集センターの標識。ロイター/ジェニファー・ゴーティエ/ファイル写真 ライセンス権の取得

オタワ、8月29日 ［ロイター］ - カナダは太平洋州外への渡航歴のないブリティッシュコロンビア州在住の人物から、オミクロンの高度に変異したBA.2.86変異種によるコロナウイルス感染を初めて検出したと保健当局者が火曜日に発表した。

同州のトップ医師ボニー・ヘンリー氏とエイドリアン・ディックス保健大臣は共同声明で、当該人物は入院しておらず、BA.2.86ウイルスの検出によっても同州の人々に対するリスクは変わっていないと述べた。

「BA.2.86がカナダとその州に出現したのは予想外ではなかった」と彼らは述べた。 「新型コロナウイルス感染症は世界的に広がり続けており、ウイルスは適応し続けている。」

先月デンマークで初めて検出されたBA.2.86系統は、2023年の大半を通じて主要な亜種であるXBB.1.5と比較して、ウイルスの主要な部分に35以上の変異を持っている。米国、スイス、イスラエルでも感染例が記録されている。新しいバリアント。

米国疾病管理予防センターは先週、BA.2.86の亜種は、以前に新型コロナウイルス感染症に感染したことがある人、または予防ワクチンを接種した人に感染を引き起こす可能性が高い可能性があると発表した。

科学者らは、BA.2.86を監視することは重要ではあるが、ワクチン接種と以前の感染によって世界中で構築された免疫防御を考慮すると、重症化と死亡の壊滅的な波を引き起こす可能性は低いと述べている。

カナダ保健省は火曜日初めの週次更新で、ウイルスの活動性は依然として比較的低いものの、ここ数週間で新型コロナウイルス感染症が増加していることを指摘していると述べた。

レポート：Ismail Shakil編集：Sandra Maler

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